hikaru_fujita blog
2005-12-01
顔
顔と表情は分離できるのか。
能面の意図。
そもそも顔とは表情ではないのだろうか。表情はまさに今、目の前で生きている人そのものだ。鏡の前であれば、自分の顔は生きている自分だ。生きているということが表情の真実であるし、表情のない顔はありえない。能においてもさまざまな表情の在りようを表現する究極の手段に能面が機能を発揮する。
表情の豊かさはまた、目の前の人の関心が豊かな周囲の環境、社会へ向いていることを示している。生きているということの証しが表情に表れる。
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